サンティアゴ巡礼路の状況について（2022年2月10日現在）

コロナ禍のスペイン及びサンティアゴ巡礼路の状況については友の会のFacebookでお知らせしておりますが。Facebookをご利用にならない方もあり現地の情報を掲載します。現地の状況については日々変わっておりますので随時最新情報をお知らせしたいと思います。
欧州各国は昨年末からオミクロン変異株による感染拡大が発生しておりましたが、感染のピークを過ぎやや減少傾向となっております。
しかしながら、スペインは日本からの渡航者や日本人に対して入国に際して条件や行動制限措置を継続しており、スペインの感染症危険レベルは「レベル3：渡航は止めてください。（渡航中止勧告）」が継続しております。
海外渡航が自由に出来るまでまだしばらくかかるかと思いますが今後の皆様の巡礼計画のご参考にして頂ければ幸いです。

１：スペインのコロナ感染状況
１）感染者の状況
　① スペインにおける新型コロナウイルスの感染状況・グラフ（REUTER COVID-19 TRACKER）

　スペインでの感染者数は減少傾向にあり、平均で1日26,206人の新規感染者が報告されている。1日平均人数のピークだった1月13日の19%になります。

２）ワクチン接種状況
　② rtv Coronavirus特集サイト ワクチン接種状況

　人口の48.3％が3回目の追加投与量を持っていますが、子供の55.7％はすでに最初の投与量を持っています。
３）スペイン国内、各州の規制状況
　① 外務省　海外安全ホームページ　（スペイン）

　　「スペインの日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置」（抜粋）＜PDF＞
　② 厚生労働省ホームページ
　　「水際対策に係る新たな措置について」
　　「水際対策に係る新たな措置について ”海外から日本へ入国する方へ”」（抜粋）＜PDF＞
　 ③ 在スペイン日本大使館　新型コロナウイルス
　　　「スペイン在住の方、スペインへの渡航を予定されている方向け情報」
　　　スペイン国内の規制状況

２：サンティアゴ巡礼路の状況
２．１　スペイン国内の状況
2.1.1 マスクの着用義務
　スペイン保健省は、「衛生措置に関する法律」の改正を行い、２月１０日、これまで義務付けていた屋外でのマスク着用義務が、大規模イベントで対人距離を保てない場合等の一部の例外を除き解除されました。　改正後の６歳以上の者に係るマスクの着用は、以下のとおりです。
①　マスクの着用義務がある場合
（１）公共の利用に供される屋内空間。
（２）大規模な屋外イベントで、立ち見の場合又は着席の場合で同居人を除き席の間隔が１．５ｍの距離を保つことができない場合。
（３）航空、海上交通並びにバス、鉄道及びケーブルカーを使用する場合（駅やホームも含む）。公用又は私用の運転手を含む９人乗りまでの乗り物に、同居人でない者が同乗する場合。船舶に関しては、船内において１．５ｍの距離を保つことができない場合（同居人の場合を除く）。
②　マスクの着用義務が免除される場合
（１）病気及び呼吸困難を有し、マスクの使用によってこれが悪化するおそれのある場合。　障害等により、マスクの着脱を自力で行えなかったり、着脱の要否を自分で判断できない場合やマスクの着用によって弊害が生まれる場合。
（２）マスクの着用と特定の行為の併行が不可能な場合（飲食時等）。
（３）高齢者施設や介護施設等の公共の利用に供される屋内空間及び施設において、当該施設の利用者及び従事者の８０％が新型コロナワクチンの接種を完了している場合。ただし、外部からの訪問者及び従事者は除く。
出典：外務省ホームページ　外務省海外安全HPより↓
　https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=127967
2.1.2 アルベルゲ（Alberuge）の利用及び開設状況
① アルベルゲの利用ついて
　・公営、私営アルベルゲとも宿泊人員を制限していますので事前の予約をお進めします。
　 ・宿泊巡礼者の制限
　　安全衛生規則に適合しているため、他の年に提供された場所の50％のみが利用可能になることに留意する必要があります
　・アルベルゲ利用のルールが徹底されます。
　　施設内でのマスクの着用、消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保等

② アルベルゲ開設状況
　　2021年の聖年を迎え5月頃から閉鎖していたアルベルゲも徐々に再オープンしていますがまだ十分な状況ではありません。下記のサイトで開設状況を把握する事が出来ます。
La Red de Albergues del Camino

Alojamientos Camino de Santiago　（El Camino con Correo）

注：2022/3/5 更新
Asociación de Municipios del Camino de Santiago (AMCS)
　MAPA ALBELGUES ABIERTOS

　　各州の規制状況等が記載されています。
３　サンティアゴ・デ・コンポステーラ
３．１ サンティアゴ大聖堂
　2021年は聖年でサンティアゴ大聖堂の聖なる門（Apertura Porta Santa）も開門しました。現在のコロナ過に鑑みローマ教皇が2022年年末までの延長に同意されました。
　Año Santo Compostelano 2021

・大聖堂は毎日午前9時から午後8時30分まで開いています。
・巡礼者のミサは毎日午前9時30分、午後12時、午後7時30分に行われます。
・毎日のミサは、午前11時にコルティセラ礼拝堂で、午前10時30分に英語で巡礼事務　　所でも行われています。
３．２　巡礼事務所
・1日の巡礼証明書発行数は1,200人に限定され、整理券を受け取って順次発行しています。オープン時間：AM9:00～PM8:00
7月25日のサンティアゴ祝日を機に巡礼者が増加しています。 (多くはスペイン国内及びEU国です。）
　2021年巡礼証明書受領者数：178,912

日本人巡礼者が自由に海外旅行が出来てサンティアゴ巡礼路へ戻ることが出来るまで今しばらくお待ちください。